経営状況分析-売上高経常利益率(Y-x4)の概要と評点アップの考え方
この記事では、経営状況分析Yの経営指標の一つである「売上高経常利益率(x4)」について解説しています。
売上高経常利益率の概要
売上高経常利益率は、企業の収益性を示す指標です。
売上高経常利益率が大きいほど良好な企業と言えます。
売上高経常利益率の定義は次のとおりです。
経常利益は本業の建設業における利益と本業以外の経営活動により利益を含めたものです。
売上高も建設業の完成工事高と兼業事業の売上高の合計です。
売上高経常利益率は、上限が5.1%、下限が-8.5%と決められており、上限を超える場合は5.1%、下限委満たない場合は-8.5%となります。
売上高経常利益率の評点をアップするための対策
売上高経常利益率の評点をアップする対策としては、当然のことですが、経常利益をいかに多くするかということです。
次のようなことが考えられます。
- 利益が望めない(赤字覚悟)の工事を受注しない
- 適切な工程管理により、工期の短縮等から売上原価を下げる
- 建築材料や外注費を相見積を取って抑制することで売上原価を下げる
- 人件費、販管費に無駄がないか日ごろから適切に管理することで売上原価を下げる
- 支払利息等の営業外費用を削減する
長期的な視野を持ち、日ごろからの経営努力が必要と思われます。
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