経営状況分析-純支払利息比率(Y-x1)の概要と評点アップの考え方
この記事では、経営状況分析Yの経営指標の一つである「純支払利息比率(x1)」について解説しています。
純支払利息比率の概要
純支払利息比率は、売上高に対して、実質的な支払利息がどのくらいあるかを表すものです。
純支払利息比率が小さいほど、支払利息の負担が小さく、良好な状態であることを表すことになります。
純支払利息比率は、次式で表されます。
ただし、上限は5.1%で、それを超える場合は5.1%とみなされます。
下限は-0.3%で、それに満たない場合は、-0.3%とみなされます。
この純支払利息比率は、一般的に企業の健全性を示す指標であるといわれています。
上限5.1%という数字は、企業の存続が危ぶまれるほどの異常な状態である場合があります。
純支払利息比率の評点をアップするための対策
実質的な金利を減額することが、純支払利息比率の評点アップにつながります。
次のような対策が考えられます。
- 低金利な公的資金へ借り換える
- 借入金を返済する
- 遊休設備などを売却し、返済資金に回す
ただし、他の強化項目に影響が出ることもありますので、総合的に勘案する必要があります。
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