熱絶縁工事業とは
このページでは、建築業の29業種のうちの27種類の専門工事の一つである熱絶縁工事を請け負うことができる熱絶縁工事業について解説しています。
建設業の許可は、29種類の建設工事の業種ごとに、それぞれに対応した許可を取得しなければならないことになっています。
そのため、自分の行っている建設工事はどの業種に該当するのか、今後の事業の拡大のために取得しておくべき許可はどの業種なのか、を明確にしておいた方がいいでしょう。
熱絶縁工事業は、熱絶縁工事を請け負うことができます。
熱絶縁工事とはどういうものなのか、その詳細を見ていきましょう。
熱絶縁工事の内容
熱絶縁工事とは、工作物又は工作物の設備を熱絶縁する工事であり、具体例としては次のようなものが挙げられます。
- 冷暖房設備の熱絶縁工事
- 冷凍冷蔵設備の熱絶縁工事
- 動力設備又は、燃料工業、化学工業等の設備の熱絶縁工事
- ウレタン吹き付け絶縁工事
熱絶縁工事業の専任技術者となり得る資格等
熱絶縁工事業の営業所専任技術者となり得る資格は次のとおりです。 なお、下表のコードを申請書の所定の欄に記載することになります。
| 検定、試験の種類 | 資格区分 | コード | 一般・特定 |
|---|---|---|---|
| 技術検定 | 一級建築施工管理技士 | 20 | 一般・特定 |
| 二級建築施工管理技士（仕上） | 23 | 一般 | |
| 技能検定 | 熱絶縁工 | 94 | 一般 |
熱絶縁工事業の専任技術者となり得る実務経験を要する学歴に係る指定学科
専任技術者の要件として、上の表に示した資格等を有していない場合、高等学校や専門学校、大学の指定学科を卒業し、その後3年ないしは5年以上の経験を有する必要があります。
熱絶縁工事業において指定されている学科は次のとおりです。
- 土木工学に関する学科
（農業土木、森林土木、砂防、治山、緑地又は造園に関する学科を含みます） - 建築学に関する学科
- 機械工学に関する学科
