一式工事とは、総合的な企画、指導、調整のもとに2つ以上の専門工事を複合的・有機的に組み合わせて土木工作物または建築物を建設する工事であり、通常は元請け工事です。
一式工事以外の26業種(平成28年3月現在)を専門工事と呼んでいます。

住宅新築工事(建築一式工事)の場合、建築一式工事には、大工工事、左官工事、とび・土工工事、屋根工事、電気工事、管工事、その他の工事等が含まれます。
個人住宅の建築を全部請け負う場合は、建築一式工事(=建築工事業)の許可があれば請け負うことができます。

しかし軽微な工事の範囲を超える大工工事や左官工事「のみ」の工事を請け負うときには、「専門工事」となるため、建築工事業の許可のみでは請け負うことができません。
対応する建設業の許可、例えば大工工事であれば大工工事業、左官工事であれば左官工事業の許可が必要であり、一式工事の許可を有していれば他の専門工事も単独で請け負えるというわけではありません。

土木一式工事の場合は、総合的な企画、指導、調整のもとに土木工作物を建設する工事、すなわち補修、改造または解体する工事を含み、具体的にはトンネル、橋梁、ダム、護岸、道路、下水道(本管埋設)、農業用水道などの大規模なものです。

専門工事は、総合工事業者(一式工事業者)から工事を受注し、現場で施工を行う生産行為を提供する、という位置づけになります。